治りにくい大人ニキビの根本原因

      2018/08/02

大人ニキビは思春期ニキビとは原因が違う!

思春期にニキビが出やすくなってしまう原因は、背が伸びたり、生理が始まったり、陰毛が生えてくるなどの、身体が子供から大人に変わっていく過渡期の中で、成長ホルモンやテストステロン(男性だけでなく女性も増えます)が急激に増えることによってホルモンバランスが乱れるからです。

一方で、大人ニキビは、ホルモンバランスの乱れが関係しているという点では同じなのですが、大人にありがちな、夜更かし、食生活の乱れ、精神的ストレスなどの生活習慣に起因する胃腸や肝臓の機能低下が原根本因となっています。

そもそも大人になってからにきびや吹き出物などの問題を抱えているということは、体が健康な状態ではないということです。

胃腸や肝臓の機能が低下していることが原因でホルモンバランスが乱れ、ニキビができやすい状態になっていますから、洗顔料を変えたり、にきび薬を使ってもあまり効き目を感じなかったり、やめれば、すぐに同じ問題を繰り返してしまうことも珍しくありません。

さらに大人ニキビを患う人の特徴として、生理前にはニキビだけではなく、訳もなくイライラしたり、食欲が異常に増したり、疲れやすくなったり、お腹が張ったり、頭痛、腹痛、腰痛などの痛みが出たりなどの、様々な症状が出ることもよくあります。

一般にこれらの症状を総称して月経前症候群(PMS)と呼ばれています。現在は、生理がある女性の30~40%ほどに月経前症候群があると推定されていますが、中には、日常生活が困難になるほどつらい症状を起こしている人もいます。

大人ニキビを治す方法は大きく分けて2種類あります

対処療法と根本解決の大きな違い

手段はどうでもいいから、大人にきびが消えてなくなればそれで良しと考えるのか、それとも大人ニキビは体が不健康である一つのサインと捉え、根本解決に取り組む方が良いと考えるのかはあなた次第です。決して対症療法はやめた方がよいといっているのではありません。対処療法でまずはニキビをコントロールしながら始めることも一つのやり方だと思いますが、生活習慣を改善し根本的な原因を解決しないままでは、対処療法をやめれば、元の木阿弥になる事は避けられません。一方で、根本的な原因を解決すれば、対処療法は必要なくなりますし、何よりも健康という嬉しい副効果が大いに期待できます。

対処療法 

(洗顔料、ニキビ薬、抗生物質、避妊ピルなど)

根本治療 

(生活習慣の改善が主体)

にきびの改善は多少見込めるが、他の月経前症候群の問題は変わらない。(避妊ピルを使った場合は改善が見込めますが、体重増加などの副作用があります) にきびの改善とともに、月経前症候群の問題はほぼ全て同時に解決します
将来的な病気のリスクは何も変わらない 将来的な病気のリスクが軽減される

 

根本解決に導く方法

食生活の改善

外食が多かったり、甘いものやデザートはニキビの大敵です。糖質の多い食生活は血糖値の上がり下がりを激しくさせ、インスリン抵抗を導きます。インスリン抵抗は皮脂が毛穴に詰まってしまうことを促すため、にきびが非常にできやすくなってしまいます。それ以外にもニキビを防ぐ上で重要なのは乳製品と小麦粉でできた食材を極力避けることです。

避けるべき食材 (これを徹底的に行うだけで、ニキビはかなり改善します)

  • 砂糖
  • 小麦製品
  • 乳製品
  • 加工油(サラダ油、カノーラ油、綿実など)

積極的に食べた方が良い食材

  • 野菜
    ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、チンゲン菜、アスパラガスのようなアブラナ科の野菜は肝臓に良い。生の野菜ジュースなどはビタミンCの補給に良い(市販の甘いものはNG)。その他、ニンニク、生姜、玉ねぎ、小松菜、ケール、人参、ほうれん草なども良い。
  • ビタミン、ミネラル
    レバー、海藻類、きのこ類、各種野菜などに多く含まれます。
  • たんぱく質
    魚、納豆、とりのむね肉、ささみ、豚もも肉、牛もも肉など
  • 必須脂肪酸
    亜麻仁オイル、月見草オイル、肝油など

睡眠改善

肌の再生は夜の睡眠中に最も活発に行われます。理想的には夜10時までには寝床に就き、朝までグッスリ寝ることです。睡眠中に(特に午後10時から午前2時)肌の再生を促す成長ホルモンが多く分泌されますから、夜更かしは禁物です。また、日中に運動をすることによって成長ホルモンの分泌量が増えることも覚えておきましょう。

睡眠に関しては過去の記事で詳しく書いていますから参照してください。睡眠に関する記事

ストレス軽減

ストレスが多い状態が続くと、ストレスホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌されます。コルチゾールが多くなると、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が増えます。ジヒドロテストステロンは皮脂の分泌量を増やし、毛穴がつまりやすくなり、ニキビができやすい状態にしてしまいます。ちなみにジヒドロテストステロンは男性が薄毛になる原因でもあります。女性の場合も長期的にジヒドロテストステロンが多く分泌されていると、ニキビばかりか、薄毛になってしまう可能性もあります。

ストレスを軽減する方法は人によって違うと思いますが、子育てや仕事に忙しい人は、早寝早起き、ヨガ、瞑想、エクスサイズなどを取り入れて、ストレスに対応できる生活習慣を身に着けることが大切です。

胃腸と肝臓を労わる

胃腸と肝臓は体にとって関所のような役割を持っています。体外から入ってきたものを処理し、有毒なものを体内に侵入することを防ぎます。しかし、胃腸と肝臓の機能が低下していると、関所としての働きが十分に行えなくなり、有毒なものが体内に侵入してしまうのです。そこで肌が第2の解毒臓器として働かざるを得なくなってしまうのです。大人ニキビや吹き出物は胃腸と肝臓の機能が低下している場合の典型的な症状ということが出来ます。

胃腸と肝臓の機能が低下する理由は現代人の生活習慣の中に満ち溢れていますが、先に述べた食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスなどは最も顕著な理由といえます。

胃腸と肝機能のサポートのためにできること

  • 毎日最低でも1回は便通があるようにすること。
  • 繊維質のある食べ物を積極的に食べる。
  • アブラナ科の野菜を積極的に食べる。(キャベツ、ブロッコリー、アスパラガス、カリフラワーなど)
  • ミルクシスル、ウコン、ローズマリーなどのハーブを摂る。
  • 腸内フローラを整える、発酵食品を摂取する。(ヨーグルトは薦めません)

まとめ

大人にきびは、思春期ニキビとは違い、体の不調を示す見逃してはいけないサインです。大人ニキビの根本原因であるホルモンバランスの乱れは、主に生活習慣が理由で起きていますから、食生活、睡眠、ストレスなどを見直し、健全な生活習慣を取り戻すことができれば、ニキビだけではな月経前症候群などの悩みから開放されることも可能ですし、不妊、更年期障害、認知症、骨粗しょう症などの対策、予防にも繋がります。

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