「フッ素」と言えば、「虫歯予防」。日本で人気の歯磨き粉には、だいたい「高濃度フッ素」と書かれてありますし、歯医者さんでフッ素塗布をしてもらったことがある方も多いでしょう。アメリカでは、虫歯予防のために水道水にフッ素を添加している水道局が多く、我々が住むフロリダ州のサンフォード市でも、しっかりとフッ素添加がされています。1リットルの水に対して0.7mgのフッ素添加が理想である、とされており、アメリカのCDC（疫病予防管理センター）のホームページには、水道水のフッ素添加は20世紀の10大功績の一つである、と書かれています。
しかし、つい先月、0.7mg/Lという濃度は危険であり、特に妊婦や乳幼児の健康を害するリスクが高い、よってEPA（環境保護庁）は規制措置を講じなくてはならない、という判決が連邦裁判所で下されました。何か、これまで知られていなかった事実が明らかになったからでしょうか？そうではありません。フッ素は神経毒であり、脳や神経に影響を及ぼすことは何年も前から知られていますし、知能指数（IQ）を下げるリスクを示唆するスタディーも多数あります。それが今になってこのような判決が出たのは、今年の8月にNTP （National Toxicology Progam）という団体がフッ素の害についてまとめたレポートが公開され、いよいよフッ素の害を無視できなくなってしまったからです。このレポートは実は2022年の5月の時点で既に完成していたのですが、それを公開しないようにHHS（保健福祉省）とCDCが強い圧力をかけ続けたため、今年の8月まで公表されなかったのです。
こんな話もあります。MMR（新三種混合ワクチン）は、はしか、おたふく風邪、風疹のウイルスに対するワクチン三種類を一つにしたものですが、アメリカのMMRで使われている三種のワクチンのうち、おたふく風邪のワクチンは、2022年までメルクという製薬会社のものが独占で使用されていました。GSKという別の製薬会社もおたふく風邪のワクチンを開発していたのですが、GSKのワクチンよりも、メルクのものの方が有効性が高い、というデータがあったからです。しかし、そのメルクの有効性の数字はそもそも嘘であり、しかもFDA（食品医薬品局）も、データの捏造のことを知っていながらもそのワクチンを認可していた、というとんでもない事実が明らかになっています。にもかかわらず、認可したのはFDAであるから、偽りのデータを出したメルクに非はなく、独占禁止法に反してはいない、という判決が先々週出たのです。
アメリカにはFOIAという情報公開法があり、この法律によって、公的機関が所有する記録やメールなどでのやり取りを、個人情報の侵害にならない範囲内であれば、全ての公開を求めることができます。PHMTPという、情報の透明性を求める非営利団体が、FDAがP社の新型コロナワクチンを認可した際の記録公開を要請した時、FDAは当初75年かかると主張しました。しかし、わずか数か月で認可したものの記録を75年もかけて公開する、などということを判事が認めるわけもなく、その後FDAがしぶしぶ公開した記録によると、2020年の暮れに接種が始まる前から、P社はもちろん、FDAのトップも、CDCのトップも、新型コロナワクチンにはたくさん問題があったことを知っていたことが明らかになっています。しかし、表では「安全で、有効である」と言い続けていました。
数か月前、米国下院での特別小委員会にアンソニー・ファウチ医師が呼ばれました。2020年、新型コロナウイルス感染症に世界中が怯え騒いでいた頃、6フィートの社会距離や2歳以上のマスク着用強制を強く推奨していたファウチ医師ですが、その背景にはどんなデータがあったのかという質問を受けた際、「はっきりとは覚えていない」、と答えていました。当時のあれだけ厳しかったコロナ対策に、確固たる科学的根拠は実は元々なかったようなのです。
これらの話は、決して関係者だけが知る裏話などではなく、どれもしっかりと表に出ている話です。製薬会社も、政府の機関も、嘘をつくのです。そんな非人道的なことをできるはずがない、と思われるようなことが、実際は堂々と行われています。
日本は、アメリカをお手本にする傾向にあります。しかし、アメリカの実情はここでお伝えした通りです。私達がアメリカに住んでいて感じるのは、日本人は本当に危機感に欠けている、ということです。「政府の機関は、間違うことはあっても、基本的には最新の正しい情報に基づいて、国民の健康や安全のことを一番に考えてくれているはずだ」、などと、のほほんと考えていては、国や社会はもちろん、自分も家族すらも守ることができません。ここ数年のアメリカでの情報検閲には酷いものがありますが、日本はアメリカ以上に情報がコントロールされていることに、一体どれくらいの日本人が気づいているのでしょうか。
ニュースや政府が言うことを全て鵜呑みにするのはやめましょう。まずは自分で調べ、知識をつけ、その知識に基づいて、自分の頭で判断していかねばなりません。平和ボケしている場合ではありませんよ。
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